あかちゃんがやってくる!
5か月目のスタート。
この秋、おなかに、赤ちゃんを授かりました。
私はとにかく心配性で心配性で、
それはどのくらいかというと、
「石橋を叩いて叩いて叩き壊して、
自分でしっかりした橋を造り直してからじゃないと橋を渡らない」
と母からずっと評されてきた人間なのです…実は。
だから、赤ちゃんができたことを無条件に喜び幸せに浸る、
なんていうのとは程遠く、次から次へと心配ばかり。
正直なところ、これを綴っている間も、
本当にいいのかな、こんな風にお知らせしていいのかな、
もしもこれから赤ちゃんに何かあったらどうしよう、という気持ちです…。苦笑
(そういえば結婚するときも、
「もしかしたら破談になるかもしれないから、ギリギリまで黙っていよう」と
思っていたことを思い出します…ここだけの話。笑)
でも、穏やかで楽天家の夫から「大丈夫大丈夫。」と言われ続けて、
それに想像以上に支えられて、毎日を過ごしています。
私と夫は、
大学の同級生なのですが(当時は、彼の存在すら知らなかったのだけれど。)、
その頃のお互いを知る友人からは、
「生きる世界が違う二人が、どうして結婚!?!?」と驚愕され問い質されたり、
「yajiって、ちゃんとしてない人、受け付けないんだと思ってた…」と
結婚式の席でつぶやかれたりしたのですが、笑
今になって、自分でこういう人を選んだことに、実はとても納得しています。
自分の不安に寄り添ってくれること、
待ってくれること、
背中を押してくれること、
責めないこと、
慌てずドーンとしていてくれること。
いつでも「そういう人である」という安心感を与えてくれて、
だから気兼ねなく甘えたりさらけ出したりすることをさせてくれるのは、
元々私を育ててくれた家族以外で、初めての存在な気がします。
そういえば、「この人がパパになったところを見てみたいなぁ」と、
そう思ってとても愉快な気分になったのが結婚を決めた一つのキッカケでした。
だから、その思い描いた未来が手の届くところまでやってきたことは
素直にとても嬉しいし、
これからもきっともっと大変な毎日を見守ってもらえるのも、
とても心強く、尊く感じているのです。
と、夫へのラブレターのようになってしまいましたが、笑
ほっこりとしたあたたかい気持ちの一方で
これまでの人生で一番物事を深く考えた日々でもあったので、
そういう気持ちをくれたのも、赤ちゃんのおかげだなぁ、と思っています。
その一方で、思ったタイミングですんなり授かったわけでもなく、
そして、そんな中でお友達のおめでたい報告を耳にすると、
祝福の気持ちと同時に、焦りや羨みがあったのも、
私という人間の正直なところです。
…とても小さくて、残念だけれど。
だから、この赤ちゃんを授かった今、
順番が回ってきた、とか、やっと!とか、そういう感情ではなく、
これは奇跡なんだなぁ…と、心から感じています。
10か月間、赤ちゃんにおなかを貸して、
そーっと大事に育んでいく、
そういうことを、この世界の片隅で、
そーっと全うしていければいいな、と思っています。
赤ちゃんがきっと産声をあげてくれるのは、6月。
私が生まれたのと同じ、大好きな月です。
by yaji-cafe
| 2012-12-28 10:07
| daily life